デザイナーに詳しくなろう!①ジャン・プルーヴェ

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「私の父はいつも椅子の後ろ足に体重をかけて、ぶらぶらさせていました。」

キャサリン・プルーヴェは父であるジャンに関してこう回想しています。
「それが、新しい発明やデザインの解決策について座って考える彼のやり方だったのです。」

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「二本だけの脚であそこまで完璧にバランスを取れるのは、彼以外にいなかったでしょう。」

トム・ディクソンがそうであったように、この天才は自分自身でデザインに何が必要かを教えていたのです。彼はフランスで創造的な環境の中で育ちました。彼の父親はl’École de Nancyという芸術活動の一員です。その芸術活動の一番の目的は、芸術と産業を結びつけることで、芸術を一般の人の手にも届きやすいものにすることでした。この考えが、後にジャンが生きることになる方法だったんです!

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プルーヴェは、二本の後ろ足が椅子の中で一番身体の重みに耐えなければならない部分だということに気づきました。これが、彼の一番有名な椅子である、平凡な名前の「プルーヴェ・スタンダードチェア」が生まれたきっかけです。このチェアは、ヒットラーがドイツで力を増した年の翌年である1934年にデザインされています。信じられますか!?

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数年前、オランダ人デザイナーのヘラ・ヨンゲリウス(ポルダーソファで有名なオランダデザイン界の女王!)が、ブロデューサーであるヴィトラ(Vitra)にこのプルーヴェのチェアのデザインを少しアップデートされるように頼まれています。カラーに関してだけですが。
私はこれ、かなり成功したと思っています!プルーヴェの椅子をホワイト色で持つのも悪くありませんよね!?

因みにこのテーブルもかなりいけてると思います!

Vitra-Solvay-104048.XL

 

通常テーブルなどの脚に使われるのは鉄ですが、第二次世界大戦で一般で利用できる鉄が不足していたため、プルーヴェは木材を代わりにつかったんですね!

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※元の記事はコチラから↓(英語)
http://www.nordicdays.blogspot.nl/2014/02/great-designers-jean-prouve.html