映画とインテリアブログ 「第5作目」

10月ですね。
と自分の為に書いてます。

早くないですか?

私の時間感覚だと今は6月くらいです・・・
家に帰れば、年賀状の発注DMなんかが来ていて
世間的時間軸とのズレは日々、酷くなっていく一方です(苦笑)

さて、そんな事はさておき、皆さん
今、話題の4K対応テレビをご存知でしょうか?
4Kとは表示パネルの画素数がフルハイビジョンの4倍ある高画質化を追求したテレビの事です。
4Kテレビ

私は先日、家電量販店で初めてその画像を体験したのですが、
本当にとんでもないくらいの鮮明さにビックリしました。

つい先日までアナログ放送だった同じ時代の物とは
思えないほどの技術的進歩です。
フルハイビジョンでも十分な鮮明さだと思っていたら数年でこの刷新ですから。
果たしてこのレベルの需要と供給のバランスって実際、どうなんでしょう?

ドキュメンタリーや紀行モノなんかには
素晴らしくマッチすると思いますが、
(肌質まで鮮明に曝される女優さんにとっては一大事だと思います。本当に)

こと映画に関して言えば、「?」なのではないでしょうか。

画質の粗さやフィルムシネマの暗さに
一種の趣を感じる私の価値観では手放しで喜べない気持ちになります。
(例えて言えば「男はつらいよ」シリーズは
ブルーレイでなく、日曜洋画劇場で観たい的な。分かりにくいですかw?)

そして近年のTV画面の大型化に伴ってテレビ台も大型化してきています。

私が子供の頃なんて
19インチ(19型って言ってました。。)で十分。
(チャンネルもリモコンなんて気の効いたものなんてなくひねって替えてましたからw)
そんな時代ですから当然、テレビ台の存在もそれなりです。

 

 

しかし、今の時代、主役級の家電であるTVのハイスペック化と
画面の大型化によってテレビ台は今や主要家具の上位ランキングの常連です。
モデラート TVボード

今回は趣向を変えて「絵の中の絵」、「映画の中のTV」についてです。

(それはインテリアと映画じゃなく、家電と映画じゃないのか?
というご指摘については真摯に受け止めますw)

 

リング トゥルーマン・ショー

EDtv

ここの時点で多くの方々の脳裏に浮かんだのが、ジャパニーズホラーの新境地を開いた
「リング」の貞子でしょうね。

最近ではパロディー的な様式美になってしまった感はありますが、公開当時は斬新だったような。
3D上映をある意味先取りしたとも言えなくもないですがw

後、テレビと言えばジムキャリー主演の

「トゥルーマンショー」
これは自分の人生が全て隠し撮りされていて実は全てが演出されたTV番組の中で生きていたというお話。

似たような話でウディ ハレルソン主演の

「エドTV」という映画もありました。
まぁこれもTVありきの映画ですが、このストーリーを聞いたとき、私が子供の頃から妄想していた事と全く一緒だったのでビックリした記憶があります。

 

 

そしてinterior的にもオススメの映画がミヒャエル・ハネケ監督の

「隠された記憶」

CACHE

TV(というかビデオ)がストーリー上、効果的に使われているのと
主人公がフランスの高所得者という設定の為、お金の掛かった住居はセンスが良く、
いかにもヨーロッパ的なインテリアを堪能出来ます。

映画的にも非常にインテリジェンス且つ冷徹な映画を撮るハネケ監督ですから、
間違いなく他では得られない映画体験が出来る作品です。

私は鑑賞後、モヤモヤが晴れず、数日引きずりました・・・

心が元気な時に観る事をオススメしますw

この主人公がTV局の人気キャスターという設定であり、悲劇的な騒動に巻き込まれる事や
先の「トゥルーマンショー」も人の運命を操るTV番組側を完全、悪モノとして扱っていました。

このように「映画」と「テレビ」という映像表現という共通点はあっても何となく関係に
ビミョーに険悪なヒエラルキーを感じ取ってしまう私はスレてますかw?

シアタールームひと昔前であれば”映画は映画館で観るもの”
という鉄則がありましたが、
近年はホームシアターがメジャーになり、昔ほどお金を掛けずとも中々のシステムを
自宅に組めちゃう時代です。

シアタールームなんて素敵な部屋があれば例え世界の終わりが来るとしても
映画を観続けられる事間違いなしです!

嗚呼、欲しいなぁシアタールーム。。。