映画とインテリアブログ 「第7作目」

ソファ イメージ

さて「師走」です。
「2013年」、「平成25年」が馴染んできたと思ったら、もうリセット、やり直しです。。。

私自身、反省、後悔、やり残しだらけの一年でしたが、
「忘年会」やりまくってお酒でキレイさっぱり流しちゃう予定です(笑)

今年は例年に比べて映画を観ない(観れない)一年でしたが
この場で「映画とインテリア」について書くというミッションを頂いた御陰で
今までに意識したことのない視点で記憶の整理が出来たことは
非常に有意義な映画追体験でした。

その7回目、2013年最後のテーマは・・・

「映画の中のソファー」

以前、「映画の中のベッド」でも言及しましたが、
ソファーも日本人の生活の欧米化によって
近代、急速にコモディティ化したインテリアアイテムという事もあり、
インテリアと聞いて「ソファー」を連想される方も多いと思います。
主役級の家具という立ち位置に異論のある方はいないでしょう。
2013年を締め括るにふさわしい家具です!!

基本的にソファーはお尻と上半身を預けて座るので自然とリラックスした姿勢になります。
映画の中ではどちらかと言うとチルアウトした雰囲気の場面で登場しているように思います。

これは超私見ですが、
映画の中のソファーを思い出そうとすると
連想するのが決まってアメリカ映画なんですよね。
座面がヘタリまくったソファーに沈み込むように座る
退廃的なシーンを思い出します。

ソファイメージ 01
(ちなみにジョニーデップ)

そんな脱力系アメリカ映画にも2種類あって、
1つはデカダンな雰囲気をまとった
”スタイリッシュ派”と

俗に言う「ホワイトトラッシュ」(下品で野卑な白人)が
食い散らかし放題、チルしまくりのどーしよーもない日常を描いた
”ダメダメ派”に分かれているように思います。

前者ではオフビートの大家、
”ジム・ジャームッシュ”が有名ですね。
アメリカ出身の監督らしからぬヨーロッパ的なスタイリッシュさと大陸的なドライ感を擁した稀有な監督です。なんせ、監督自身のビジュアルが立ちまくりで実に映画的というか雰囲気があります。
結構なキャリアになりますが、初期の作品から一貫してシュールで鋭い映像美は映画的魅力に溢れています。

後はシュールの帝王、
”デビット・リンチ”
(この監督もビジュアル立ってます)
かの有名な「ツインピークス」がゴールデンタイムに
TV放映されていたなんて、今から考えると信じられないような話ですが、個人的には「ダリ」にも通じる鬼才だと思います。いずれの監督も音楽から美術まで自身の美意識で徹底させるコントロールフリークなので
当然、劇中のインテリアも非常に見所が多いです。

後者のリアルアメリカの映画では
”ハーモニー・コリン”
「KIDS」や「ガンモ」などの初期作品で、クッタクタの味出まくりのソファーが出てきます。
まぁここらへんの映画はほんとに救いのナイ、堕落への特等席としてのソファーなんで、
少しも格好の良いものではないはずなのですが、デカダンなアブナイ魅力についつい引き込まれてしまいます。
KIDS GUMMO

そしてもう一方、底抜けに明るいダメ系が
”ジャド・アパトー”
「40歳の童貞男」「ブライトメイズ 史上最悪のウェディングプラン」
と題名を並べただけで全身から力が抜けていくような
トホホ感に包まれるスタイリッシュさの欠片もない作品ばかりですが、
等身大のアメリカといいますか、テキトーさ、だらしなさがクセになる映画ばかりです。
そして結構な頻度でソファーシーンがあるのも特徴。
まぁ、会話は下ネタばっかりでサイコーなんですけどね(笑)
こんな映画こそ、スナック菓子を片手にカウチソファーでユルく観るのがマナーでしょうw。
40歳の童貞男  ブライトメイズ

人によって映画を観るお気に入りの場所があると思いますが、
ソファーに座って(時に寝転がって)観るひと時が
至福の時という方は多いと思います。

寝転んだりという姿勢で映画を観るのは映画館では絶対に出来ない、ウチ鑑賞の特権です。
そういった意味でも映画とソファーの蜜月の濃さは他の家具と比べて突出しているかも知れませんね。

そしてもうすぐ、世間体を気にせず思う存分チルアウト出来る
「OSHOGATSU」です。

お気に入りのソファーで代わり映えしない
正月番組をフルシカト!!
映画三昧の冬休みを
皆さん、謳歌しましょうYO!!

それでは2014年もどうぞ、お付き合い下さいー!!

ソファ商品一覧は こちら

★リビングハウスの最新情報はfacebookから是非!★

LIVINGHOUSE official facebook