映画とインテリアブログ 「第9作目」

スタンリー・キューブリック

Room 237現在、上映中の映画で「ROOM 237」という映画があります。
これはかの有名なスタンリー・キューブリック監督の「シャイニング」に隠されたメッセージを熱狂的ファンが深読み&コジツケで読み解くという強引でスリリングなドキュメンタリー映画です。
(というか未見なのでクチコミではそうなっていますw)

一説によるとキューブリック監督はIQが200あったらしく、非常に計算された映画作りと一筋縄で行かない含みのある抽象性もあって、そのような深読みエンターテイメントが成り立つのも納得の巨匠中の巨匠です。

この監督もご多分に漏れず全てを自分の手で統制しないと気が済まない「コンロールフリーク」。
その徹底具合が偏執的で狂人扱いされる向きもありますが、そんなキューブリック独特の映画術にハマってしまうと抜けられない中毒性をもっており、熱狂的信者を没後15年経った今も増やし続けています。

キューブリック監督

私も軽度のキューブリック信者ではありますが、
有名な「2001年 宇宙の旅」のような暴力的な抽象表現や
観客の共感を殆ど期待していない「時計じかけのオレンジ」の突き放しっぷりを繰り返し体験するにつけ、マゾ的な感性で巨匠の愛を受け止めるというのが正しい向き合い方だと最近、気付いてきました(笑)

さて、前置きが長くなりましたが、「コントロールフリーク」の常として撮影や編集といった事は勿論のこと、音楽や小道具のひとつまで自身の美意識や作品における必然性を求める性格上、映画の中で組まれるセットや調度品も非常に神経が行き届いたというより、行き届き過ぎて引いてしまうほど(笑)

ではそんな唯一無二のキューブリックワールドをご覧頂きましょう!

うーん・・・画像を貼っているだけでも
キューブリック的な静かな狂気の世界観に酔ってしまいそうになりますねw

こうやって改めて見てみると明らかに映画的なインテリアだと云うことが分かります。

すなわち我々が日々、過ごす日常との対比である
「異次元」的インテリアです。

※そして更に特筆すべき点は今から40〜50年前の映画にも関わらず
全く、古臭さを感じさせず、常に先鋭的印象を与えるところです。

多くの世界的な建築家やデザイナーが
キューブリックを表現者としてリスペクトしているのも納得です。
(実際、キューブリックの世界観を意識したクラブやバーが多いのも「異次元」的空間DNAの必然かも知れないですね)

Eyes Wide Shut遺作が「トムクルーズ、ニコールキッドマン夫妻」主演の
(元夫婦だった事を知らない若い人も多いかも)
「アイズワイドシャット」でしたが、仮に今も存命であればどんな映画を撮っていたのか?
非常に興味をそそられる妄想ですが、きっと我々凡人の想像も及ばない映画を撮っていたことは間違いないでしょうね。

来る3月7日の命日には故人を偲んで
久しぶりに「シャイニング」でも観てみますか。

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